身体感覚を使ったキャリア自己分析講座

「やりたいことがわからない」「今の仕事に違和感があるけれど、理由が言語化できない」……。そんな風に、キャリアの迷路に入り込んでしまったことはありませんか?
一般的な自己分析といえば、過去の経験を時系列で書き出したり、強みをリストアップしたりと、論理的な「頭(思考)」を使う作業が中心です。しかし、実は私たちの「体」は、頭が損得勘定や世間体で答えを出すよりもずっと先に、自分にとっての「心地よい正解」を身体的な反応として察知していることがあるようです。
今回は、身体感覚を研ぎ澄ませることで、思考のバイアスを外し、本当の自分を見つけ出すための新しい自己分析の講座をお届けします。
あなたの「身体反応」が教える、本当の適職
私たちは日々の仕事の中で、無意識に多くの身体反応を経験しています。
例えば、新しいプロジェクトの提案を聞いたとき、胸のあたりがパッと広がるような開放感や、指先までエネルギーが満ちて体が軽くなるような感覚を覚えたことはありませんか?
逆に、気が乗らない作業や、自分に合わない環境を前にしたとき、
- 胃のあたりがギュッと重くなる
- 喉の奥がつかえたように呼吸が浅くなる
- 肩が不自然に上がってしまう
といった反応が出ることもあるはずです。
中医学では、心と体は「形神合一(けいしんごういつ)」、つまり表裏一体であると考えます。心がワクワクしているときは生命エネルギーである「気」が全身をスムーズに巡り、無理をしているときは「気」が滞り、体に違和感として現れると言われています。この繊細な身体感覚こそが、あなたにとっての「魂の仕事(ソウルワーク)」へと導く、最も信頼できる羅針盤になるかもしれません。
日常でできる「身体観察」のトレーニング
頭での理解を超えて、「体がどう感じているか」を掴むための具体的なステップをご紹介します。
「快・不快」のグラデーションを感じる
まずは、今日一日の出来事を思い返してみてください。
- ポジティブな反応(快): 誰と話しているときに、肩の力が抜け、心地よい体温の上昇を感じましたか?どの作業に没頭しているときに、時間の感覚が消え、呼吸が深く安定していましたか?
- ネガティブな反応(不快): どのメールを打っているときに奥歯を噛み締め、どの会議で眉間に力が入っていましたか?
体の「重心」はどこにある?
心地よい仕事をしているときは、重心が下腹部(丹田)にどっしりと落ち着く感覚があると言われます。逆に、焦りや不安があるときは、重心が浮き上がり、胸や喉のあたりにエネルギーが詰まったような感覚になる可能性があります。この「重心の高さ」を意識するだけでも、その環境が自分に合っているかどうかのヒントになるかもしれません。
中医学の「気血タイプ」で紐解く、あなたの資質
自分の身体反応をより深く理解するヒントとして、中医学の「気血(きけつ)」のタイプ別特徴を知っておくと非常に便利です。自分がどのタイプに近いかを知ることは、キャリアの「無理のない戦略」を立てる上での重要な鍵になるでしょう。
① 気力充実タイプ(エネルギー溢れる開拓者)
常にエネルギーが溢れ、新しいことや変化を恐れず挑戦するのが大好きです。エネルギーが余ると体に熱を持ちやすく、声が大きく、歩くスピードも速い傾向があると言われています。
- 向いている可能性: ゼロから何かを生み出すクリエイティブな仕事や、ダイナミックな推進力が求められるリーダーシップの場面。
- 体のサイン: じっとしているとイライラしやすく、動いている方が体調が良いと感じるかもしれません。
② 血不足・繊細タイプ(心に寄り添う洞察者)
感受性が非常に豊かで、周囲の空気感や細かい変化に敏感です。エネルギーの貯蔵庫である「血」が不足しやすいため、疲れやすく、手足が冷えがちなこともあるようです。
- 向いている可能性: 人の心に寄り添うカウンセリング、細部までこだわり抜く職人的なデザイン、深い洞察を必要とするリサーチ分野。
- 体のサイン: 騒がしい場所や強い光の下では呼吸が浅くなりやすいですが、静かな環境では驚くほどの集中力を発揮する可能性があります。
③ 気滞(きたい)イライラタイプ(仕組みを整える調整者)
責任感が強く、完璧主義な一面があります。物事が滞ったり、スムーズに進まないと感じると、胸や脇が苦しくなり、ため息が増えやすいタイプです。
- 向いている可能性: 全体の複雑な仕組みを整理するポジションや、停滞しているプロジェクトを動かす実務的な調整役。
- 体のサイン: 「~しなければならない」という思考が強まると、お腹が張ったり喉に違和感が出たりしやすいと言われています。
「違和感」をギフトとして受け取る
キャリアにおける「違和感」は、決して悪いものではありません。それは、あなたの魂が「今の場所は、本来のあなたが輝く場所とは少しズレているよ」と教えてくれている、愛のあるメッセージなのかもしれません。
思考の「べき論」を手放す
「この仕事は給料が良いから」「みんなが羨む会社だから」という思考は、往々にして身体感覚を麻痺させてしまいます。体が重いと感じているのに、頭で「頑張らなきゃ」とムチを打つと、次第に体は声を上げるのをやめてしまいます。
小さな「YES」を積み重ねる
いきなり転職したり独立したりするのは勇気がいりますが、「コーヒーを飲む時に、本当に今飲みたいものを選ぶ」といった小さな身体の声を拾い上げる練習から始めてみましょう。自分の小さな感覚を信じられるようになると、キャリアという大きな選択においても、体が発する「YES(ワクワク)」や「NO(モヤモヤ)」を正確にキャッチできるようになる可能性があります。
おわりに
いかがでしたか?キャリアを考えることは、他人の期待に応えることではなく、自分自身を深く愛し、慈しみ、その特性を最大限に活かしてあげるプロセスです。
本当の「正解」は、頭でひねり出した理論の中ではなく、あなたの体の中に、静かに、しかし力強く存在しているはずです。今日から、日常の些細な瞬間、自分の体がどう反応しているかに耳を澄ませてみてください。その微かな体の快・不快を信じて一歩踏み出すことが、あなただけのソウルワークを形にする鍵となるでしょう。
「まずは、パソコンを閉じて、今の自分の呼吸を感じてみる」。
そんな小さな習慣から、あなたの新しい物語は始まります。
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