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更年期のホットフラッシュと不眠を解消。中医学で「内なる火」を鎮め、深い眠りを取り戻す

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「大事な打ち合わせ中に、急に顔が熱くなって汗が止まらない……」

「冬のオフィスで自分だけがのぼせていて、周囲との温度差に焦りを感じてしまう」

「夜、布団に入っても考え事が止まらず、ようやく眠れても夜中に目が覚めてしまう」

40代後半から50代にかけて、多くの女性リーダーやクリエイター、専門職の方々を悩ませるのが、更年期特有の「ホットフラッシュ」や「不眠」です。これらは自分の意志ではコントロールできない「体の暴走」のように感じられ、仕事の集中力や創作活動の情熱を削ぐ大きな原因になりがちです。

しかし、中医学(中国伝統医学)や東洋哲学の視点で見れば、これは決して抗えない「老化」や「衰え」だけを意味するものではありません。むしろ、体の中のエネルギーバランスが劇的に変化し、人生の次なる成熟したステージへと向かうための「大切な調整のサイン」と捉えることもできます。

今回は、中医学的な知恵を通じて、この揺らぎを優しく受け入れながら、自分らしく「魂の仕事(ソウルワーク)」を続けていくための、潤いと休息の養生法を詳しくお届けします。

目次

なぜ「内なる火」が燃え上がるのか:ホットフラッシュの正体

中医学では、ホットフラッシュやのぼせが起こりやすい状態を、体内の潤いが不足した「陰虚(いんきょ)」という言葉で紐解くことが多いようです。

① エンジンと冷却水のバランス

私たちの体の中には、活動のエネルギーである「陽(よう)」と、それをクールダウンさせ、滋養と潤いを与える「陰(いん)」の二つが絶妙なバランスで共存しています。

例えるなら、「陽」は高性能なエンジン、「陰」はそれを守る冷却水の関係です。更年期に入り、生命力の源である「腎(じん)」のエネルギーが変化してくると、この冷却水である「陰」が自然と不足しやすくなると考えられています。陰というのは、西洋医学では、女性ホルモンのエストロゲンをさすといわれています。

陽の氣がたかぶりすぎて、冷却水が足りないエンジンは、ちょっとした負荷や感情の揺れによって、すぐにオーバーヒートしてしまいます。これが、前触れもなく襲ってくる急激なイライラや発汗やのぼせの、東洋医学的なメカニズムの一側面のようです。

② 脳を酷使する方に特有の「虚火(きょか)」

特に、完璧主義でクリエイティブな仕事に没頭しがちな方は、知らず知らずのうちに脳をフル回転させることで、中医学で言う「心火(しんか)」を燃やし続けている可能性があります。

過度な集中や締め切り前の緊張感は、体内の潤いをじわじわと蒸発させ、火が燃え広がりやすい「乾燥した大地」のような状態を招いてしまうことも。夜、ベッドに入っても思考が止まらないのは、余った熱が頭部に停滞しているからだとも推測されます。

更年期で、パソコン仕事などが多いかたは、要注意かもしれないですね。

内側から鎮める食養生:潤い(陰)を補う

ホットフラッシュへのアプローチは、単に外側から冷やすだけでなく、根本にある「潤いを足す(補陰:ほいん)」ことが、持続的な対策の鍵となります。

① 「潤いの色」を食卓に取り入れる

中医学において、特定の色の食材は、乾燥した体に潤いを届ける働きがあると言われています。

  • 「白」の食材で潤す: 白きくらげ、山芋、蓮の実、百合根、梨などは、呼吸器や肌を潤し、内側の熱を鎮める助けになるとされています。
  • 「黒」の食材で腎を養う: 黒ごま、黒豆、黒米、桑の実などは、更年期に変化しやすい「腎」の力をサポートし、生命の根源的なエネルギーを補うと言われています。

② クリエイターの強い味方「クコの実」

「ゴジベリー」としても知られるクコの実は、中医学では「肝」と「腎」の両方を補う貴重な食材です。デスクワーク中の「おやつ」として手軽に摂れるだけでなく、パソコン作業による目の疲れを癒やす効果も期待できるため、目を酷使する職種の方には特におすすめかもしれません。

③ 飲み物の「温度」と「質」にこだわる

のぼせているからといって氷たっぷりの冷たい飲み物を一気に摂ると、胃腸(脾胃)が冷えて水の代謝が悪くなり、結果的に「熱はあるのに、必要な場所には水が行き渡らない」という皮肉な状態を招くこともあるようです。

常温のミネラルウォーターや、熱を優しく逃がす作用があるとされる「ミントティー」「菊花茶(きくかちゃ)」などを、一口ずつゆっくりと飲むことが、細胞を潤す近道になるかもしれません。

即効性と持続性のセルフケア:ツボ押しと物理的冷却

のぼせを感じたその瞬間にできることと、日常的に体質を整える習慣を組み合わせてみましょう。

① 首筋と手首のクイック冷却

ホットフラッシュが起きた時は、保冷剤や冷たいペットボトルで、太い血管が通っている「首の後ろ(大椎:だいつい)」や「手首の内側」を冷やすのが、脳への血流の過熱を鎮める即効性のある方法とされています。冷やしたタオルを当てるだけでも、心理的なパニックを鎮める効果が期待できるかもしれません。

② 「三陰交(さんいんこう)」:女性の守り神

足の内くるぶしから指4本分上、骨のキワにある「三陰交」は、更年期のケアにおいて欠かせないツボの一つです。ここは「肝・脾・腎」という、血液と水分代謝、生命力を司る3つのルートが交わる場所です。

  • 方法: 吐く息に合わせて、親指でゆっくりと沈み込ませるように圧をかけます。
  • 効果: 毎日お風呂上がりなどに続けることで、体全体の「陰」の力を高め、揺らぎにくい体質へと整えてくれる助けになるかもしれません。

消えない不安と「不眠」を東洋哲学で読み解く

更年期に差し掛かり、もうひとつ、多くの方が直面するのが出口の見えない「不眠」の悩みです。東洋哲学の視点では、眠りは単なるシャットダウンではなく、活発な「活動(陽)」から、静かな「休息(陰)」への穏やかな移行のプロセスと捉えます。

① 頭の中に「火」が灯り続けている状態

私たちの体は、理想的には夜になると内臓を鎮め、脳の活動という「陽」を収めて休息の「陰」に入ります。しかし「陰」の冷却水が不足していると、日中の些細なトラブルや将来への不安といった小さな火種が、冷却不足によって大きな炎となり、脳を覚醒状態へと刺激し続けてしまうのかもしれません。

この「虚熱(きょねつ)」と呼ばれる微細な熱が、寝返りを打つたびに思考を加速させ、意識を覚醒の岸辺に繋ぎ止めてしまう一因とも考えられています。

② 「心(しん)」という宿主の居心地

東洋哲学で精神や意識の宿る場所とされる「心(しん)」が安定するためには、十分な「血(けつ)」という栄養が必要です。

更年期におけるアイデンティティの揺らぎ――例えばキャリアへの自信の低下や役割の変化などは、この「心」を不安定にさせ、精神が安住できる場所を失わせる要因になるかもしれません。宿主である精神がそわそわと落ち着かなくなれば、眠りの扉は固く閉ざされ、深い休息のステージへと進むことが難しくなる可能性もあります。

深い眠りへと誘う「夜の儀式」

内側の熱を鎮め、穏やかな「陰」の世界へと誘うための、具体的かつ深みのあるアプローチをご紹介します。

① 「数息観(すうそくかん)」呼吸法

布団の中で仰向けになり、鼻から入る空気の冷たさと、吐き出す息の温かさに意識を向けてみましょう。これは意識を「外」から「内」へと引き戻す儀式でもあります。

  • 実践: 吐く息に合わせて、心の中で「一(ひとーつ)」、「二(ふたーつ)」と、十までゆっくり数を数えます。途中で別の考え事が浮かんできたら、自分を責めることなく、また「一」から静かに数え直します。
  • 効果: この単純な作業に意識を向けることで、脳内の「余計な火」が燃料を失い、自然と鎮まっていくかもしれません。

② 「足元を温める」グラウンディング

不眠の時、エネルギー(気)は往々にして頭部に集中し、「のぼせ」の状態にあります。東洋哲学ではこれを「上実下虚(じょうじつかきょ)」と呼び、バランスが崩れた状態とみなします。

  • イメージ: 布団の中で、「自分の足の裏」や「足の指先」だけに全ての意識を注いでみましょう。足の指先がじんわりと温かくなり、地球の重力に引き寄せられてマットレスの中に沈み込んでいくようなイメージを持ちます。
  • 効果: 上部に偏ったエネルギーを物理的に足元へ引き下ろすことで、脳に「もう休んでいいよ」というサインを送ってくれると言われています。

③ 「休息への許可」を与えるマインドセット

「眠れない、どうしよう」という焦りそのものが、脳をさらに興奮させる刺激になってしまいます。

まずは眠れない自分を許し、「たとえ眠れなくても、こうして静かに横になっているだけで、内臓も細胞も十分に休息できている。これはこれで豊かな時間だ」とマインドセットを切り替えてみませんか。また、夕方以降はデジタルデバイスを置き、照明を落として「静かに目を閉じる時間」を15分でも作ることで、体内の「陰」の力を養う助けになるはずです。

更年期の揺らぎが教える「人生の秋」の過ごし方

更年期は、東洋の暦や季節で言えば「秋」に例えられることがあります。収穫を終え、冬に向けてエネルギーを内側に蓄え始める時期です。

ホットフラッシュや不眠という現象は、もしかすると「これまでの外向きのエネルギー(陽)を、少しずつ内省や自己の癒やし(陰)に向けていきましょう」という、体からの優しいメッセージなのかもしれません。

キャリアの深化と静かなリーダーシップ

「キャリアが停滞するのではないか」という不安は、実は「もっと成長し続けなければ」という過去の成功体験に縛られているからこそ生じるものとも言えます。しかし、この揺らぎを通じて「休むこと」の深さを知った人は、復帰した際に他者の痛みに寄り添い、より洗練された「静かなリーダーシップ」を発揮できるようになるかもしれません。

夜の時間を「戦う時間」ではなく、自分自身の内なる聖域を守るための「静かな時間」に変えていきましょう。

おわりに

いかがでしたか?ホットフラッシュや不眠は、これまで走り続けてきたあなたの体が、「もう少し自分を労わって、内側にたっぷりと潤いを与えて」と、健気に伝えてくれているサインであるとも受け取れます。

更年期は、決して「失われていく時期」ではありません。余分な熱を削ぎ落とし、より洗練された「自分らしさ」へと移行するための、大切な変容のプロセスなのです。中医学の知恵を日々の習慣に少しずつ取り入れて、焦らずに、そして愛情を持って自分をメンテナンスしてあげましょう。

潤いを取り戻したあなたの心と体は、以前よりもずっとしなやかで、落ち着きのある豊かなインスピレーションを運んできてくれるはずです。

まずは今日、お気に入りのカップで温かいなつめ茶やクコの実入りのお茶をゆっくり飲むことから、自分への「潤い補給」を始めてみませんか。その小さな一歩が、明日への最も力強いエネルギー源になるかもしれないのです。

※不安なかたは、お近くの専門家や医療機関などから直接指導をうけてください。
 当メディアでは診断や診療、個人特有の病状にアドバイスするものではありません。

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