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中医学視点の感情コントロール講座

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「急にイライラが抑えられなくなって、大切にしたいはずの家族や同僚に当たってしまう」

「些細な失敗を寝る前までずっと引きずって、負のループから抜け出せない」

「大切な場面で緊張しすぎて、指先が震え、本来の力を発揮できない」……。

私たちは日々、まるで予測不能な天候のように移り変わる感情の波の中で生きています。もし今、あなたが自分の感情に振り回されて「どうして私はこんなに心が弱いのだろう」と自分を責めているとしたら、まずはその自分を責める手を、そっと下ろしてあげてください。

中医学において、感情は根性や性格の問題ではなく、あなたの内側で起きている「エネルギーのバランス」の表れであると考えます。感情を力ずくで「抑え込もう」とすればするほど、心は反発してさらに激しく揺れ、苦しくなってしまうかもしれません。

今回は、感情を無理にコントロールする対象としてではなく、体内のバランスを丁寧に整えることで「自然に凪(なぎ)の状態へと還していく」ための知恵を、ご一緒に紐解いていきましょう。

目次

気血・陰陽のバランスで感情を安定させる:内なるオーケストラの調律

中医学では、心と体は分かつことのできない一つのもの(心身一如)と捉えます。感情の乱れは、生命エネルギーである「気」、全身に栄養と潤いを運ぶ「血(けつ)」、そしてリンパ液などの「水(すい)」の滞りや、エネルギーの「陰陽」の偏りから生じている可能性が高いのです。

私たちの感情は、いわば内臓(五臓)という楽器が奏でる旋律のようなもの。そのコンディションを整えることは、内なるオーケストラを調律することに似ています。

怒りは「肝(かん)」の昂り:噴水のように昇るエネルギー

過剰なストレスや、深夜までのデスクワークによる目の酷使は、自律神経を司る「肝」に負担をかけると言われています。肝の気の巡りが滞ると、出口を失ったエネルギーが熱を持ち、まるで噴水のように頭へと突き上げてしまうことがあります。

  • サインの例: 「最近、目が充血しやすい」「こめかみが締め付けられるように痛む」「些細な音に過敏に反応してしまう」。これらは、肝が「もういっぱいいっぱいです」と上げている悲鳴かもしれません。この状態での「忍耐」は、さらに肝の熱を煽る結果になる可能性もあります。

悲しみは「肺(はい)」の消耗:薄氷のような心の繊細さ

悲しみや寂しさが癒えず、理由もなく涙がこぼれてしまう時は、呼吸に関わる「肺」のエネルギーが不足(肺気虚)しているかもしれません。肺の気が弱まると、外部の刺激から身を守るバリア機能が低下し、心がひどく繊細になってしまうことがあります。

  • サインの例: 「呼吸が浅く、ため息ばかり出る」「声に力が入らない」「過去の悲しい記憶を何度も反芻してしまう」。肺のエネルギーが満たされないと、どうしても思考が内向的になり、新しい世界へ一歩踏み出す意欲が湧きにくくなる傾向があるとも考えられています。

不安は「心(しん)」の栄養不足:夜の静寂が怖くなる理由

精神の安寧を司る「心」は、たっぷりの「血(栄養)」によって守られています。しかし、考えすぎや栄養バランスの偏りによって血が不足すると、心は拠り所を失い、ふわふわと浮き上がったような状態になります。

  • サインの例: 「夜、布団に入ると漠然とした不安に襲われる」「人前で話すときに心臓の音が耳元まで聞こえるほど動悸がする」。これはあなたの性格が臆病なのではなく、心が「栄養が足りなくて、落ち着く場所が見つからないよ」と教えてくれているサインの可能性があるのです。

日常でできるセルフケア:感情の波を鎮める養生の実践

感情の揺れを感じたとき、すぐに試せる「心の処方箋」をいくつかご紹介します。これらは特別な道具を使わずとも、今この瞬間から始められる優しい習慣です。

酸味と香りで「気」の渋滞を解消する

イライラが止まらない時は、体内で「気」の交通渋滞が起きているイメージです。この渋滞を解消するには、物理的に「流す」力が必要になります。

  • 実践のヒント: レモンや酢、梅干しといった酸味のある食材は、キュッと引き締める力と同時に、肝の働きを助けると言われます。また、ミントのティーバッグや、春菊、セロリ、シソといった香りの強い野菜を食卓に並べてみてください。その爽やかな香りが鼻を抜ける瞬間、滞っていた気の巡りが回復し、心のこわばりがふわりと解けるような感覚を味わえるかもしれません。

「吐く息」を意識して、心の部屋を換気する

不安や悲しみで胸が苦しい時は、知らず知らずのうちに肩に力が入り、呼吸が浅くなっているものです。

  • 実践のヒント: まずは鼻から吸おうとするのをやめて、口をすぼめて「ふうぅー……」と、体の一番底にある澱みを出し切るように長く息を吐いてみましょう。肺を空っぽにすることで、新しい新鮮な気(酸素とエネルギー)が自然と流れ込んでくるスペースが生まれます。これは、いわば心の「換気」作業です。新鮮な空気が入れば、どんよりとした重い空気も少しずつ薄まっていくでしょう。

足元を温め、上気したエネルギーを呼び戻す

感情が昂って興奮状態にある時は、エネルギーがすべて頭部に集中し、いわゆる「頭に血が上った」状態になっています。

  • 実践のヒント: ぬるめのお湯で足湯をしたり、厚手の靴下を履いて下半身をじっくり温めてみてください。中医学には「引火帰元(いんかきげん)」という言葉があります。下半身を温めることで、浮き上がってしまった熱エネルギーを、本来あるべき落ち着いた場所(お腹や足元)へと優しく引き戻す手法です。驚くほど速やかに、昂った神経が鎮まっていくのを感じられるかもしれません。

感情は「あなたを守るための道しるべ」

こうして見ていくと、感情とは決してあなたを苦しめる邪魔者ではないことがわかります。むしろ、あなたの心身のコンディションや、置かれている環境との小さなズレをいち早く教えてくれる、世界で一番親切で、誠実なナビゲーターなのかもしれません。

「イライラするのは、最近頑張りすぎて肝が疲れているからかな?」

「不安になるのは、少し血が足りなくて心が栄養を欲しがっているサインかも」

そんなふうに、感情を客観的に、そして慈しみを持って眺めることができれば、あなたはもう感情の荒波に飲み込まれることはありません。

おわりに

中医学の知恵を使い、自分の内側を毎日丁寧にケアしてあげること。それは、あなたという素晴らしい存在を大切に扱う「愛の儀式」でもあります。

自分自身が整ってくると、どんなに時代の波が激しく揺れ動いたとしても、あなたは自分らしく、穏やかでしなやかな輝きを放ち続けることができるでしょう。その静かな凪のような状態の先に、あなたが心の奥底で本当に望んでいた出会いや、魂が喜ぶ「自分らしい生き方」が、そっと姿を現すはずです。

「まずは今日、自分の心の波がどんな色をして、どんな音がしているか、ジャッジせずにそっと眺めてみる」。

そんな、自分への優しい眼差しから、新しい一日を始めてみませんか。

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